2018/12/12

タイの選挙について 24 政党の政治活動解禁

12月11日に軍政は約4年半にわたり禁止してきた政治活動を解禁した。クーデター以降軍政は5人以上の集会を禁止して違反すれば説得という名目のもとに数日間の拘禁をしてきた。またその他にもこれまでの国内の混乱は政治家が原因であると決めつけ政治活動を禁止してきた。

ここに来て11日には下院議員選挙法が施行され憲法が規定する150日以内に選挙を実施しなければならないのでやっと腰を上げたということで予定では選挙は2019年2月24日ということである。

これから本格的な選挙運動が始まるわけであるが軍政継続か民主主義かということになると思うが、しかし国民にとって民主主義という魅力が減少している中で豊かな生活、安全な生活を保証する政治はどちらなのかという問いかけになると思う。もし民主主義の政党が勝つと以前のように保守派がバンコクシャットダウンのような混乱を起こし、またクーデターが起こるということを国民は恐れていると思う。


2018/07/26

洞窟の12人の得度式

7月25日にメーサーイのワット・プラタートドーイワオにてチェンラーイ知事が催す洞窟の12人の得度式が行われた。もう一人のアドゥン少年はキリスト教徒ということで得度には参加しなかった。11人の少年たちは沙弥になり9日間、寺で修行するということでエークコーチは勇気がある者というウィサーントーを言う僧名をもらい1パンサーを寺で修行するということである。

主催者の話では彼らは普通の子供達と同じく遊びとして洞窟に入り偶然の事故で閉じ込められただけで誰も責めることはできないということである。また話題になっている洞窟の13人の映画またはドキュメンタリーについてはタイ国内で撮影がある場合にはタイの法律に則ってする必要があるということで事実を元にして作る必要があるようである。


洞窟の12人の得度式

2018/07/24

BTSには何故トイレがないのか

結論から言うと実に簡単なんことで頭のない人が作った電車で人がトイレに行かなければならないということを考えていなかっただけで、それはエレベーター問題に現れている。マスコミで年寄りや障害者はどのようにあの山に登るようなホームに上っていけるのかと告発されやっとエレベーターを設置し始めたが歩道の半分以上を占めるBTSの建築物にエレベーターを設置する余裕はなく困っているようである。

今回のトイレ問題が今になってやっとでてきたのは、先週BTSに駅にはトイレが有ると思った常識がある人がラッシュアワーの時間帯に乗り漏らしてしまったようで、やっと17年以上経ってから問題になったようでタイの人たちの我慢強さには感心する。BTS側の説明では新しくできる駅ではトイレを設置しているようで、またトイレがない駅でも係員に言えば従業員用のトイレを使わせてもらえるということだが、BTSの係員の横柄さを考えるとタイの人たちは恥ずかしやがりなので頼まないだろう。

もう一つの原因はBTSは電車の運行より土地を買い占めてコンドミニアムの建設に忙しいようで、今の体制では乗客サービスなど考えていないだろう。


BTSには何故トイレがないのか

2018/07/22

洞窟の13人はタイ北部の様式に従って得度

7月24日にはメーサーイのワット・プラタートドーイワオにてタイ北部ランナー様式のพิธีฮ่องขวัญ(招魂の儀式)が行われ、ワット・プラタートサーイムアンのルアンプークルーバーセーンラー僧によりปลงผมนาคナークになる剃髪式が行われ白い衣装に変えてワット・プラタートドーイワオで仏法修業をする。

7月25日には朝の7時から得度式のためのナーク行列が洞窟近くのワット・プラタートドーイトゥンに向かいルアンポードーイトゥン僧のもとで両親と亡くなったジャーセームの功徳をジャオメーナーンノーン、ジャオメーガムナーイウェーンに捧げる得度式が行われる。少年たち9人はネーンと呼ばれる沙弥になるだけで学校があるので寺には9日間いて修行するだけである。一方、青年であるコーチエークはランナーの様式に従い僧になり1パンサーを寺にいて修業をするということである。

沙弥になるのは9人の少年だけであとの二人は宗教が違うので出家できないということである。


洞窟の13人はタイ北部の様式に従って得度

2018/07/19

洞窟の13人 病院退院報告会

7月18日に洞窟の13人は病院を退院してチェンラーイの役所で報告会を行った。子供12人、エークコーチ、パーク軍医、医者3人、新しいチェンラーイ知事と彼らと洞窟で付き添ったシールズ3人が参加して司会は元ネーション紙のスティチャイ、彼が選ばれたのはやはり報道関係の長老ということがあったのだと思う。その通りの巧みな進行で大変良かったと思うが、もう少し若い同じくネーション紙出身でタイラット紙にいるジョームクワンだったらもっと興味ある進行になっていたと思う。しかしこの報告会がこれからのメディアの個別取材を控えさせるためのものだったとしたらスティチャイの当たり障りのない進行は仕方がなかったのだろう。

この報告会で興味深かったのは当初の報道では彼らはお菓子を持って洞窟に入ったということだったが、まったく何も食べるものはなかったようで鍾乳洞を伝わって落ちてくる水だけで生き延びたということである。もう一つ報道が犯した間違いは子どもたちが泳げないということで、実際はコーチが練習の後に泳ぎに連れて行っていて泳ぐことはできたようである。また洞窟からの救出の順番では健康状態は同じくらい良くなっていたので家の遠い子供から選んだということである。

そしてこの後は普通の生活に戻り時期を見て全員でお寺に短期間だが入るということである。また各国の報道で現れてきた4人の国籍問題については、この報告会に参加したチェンラーイ知事が手続き中であると明言をした。


洞窟の13人 病院退院報告会

2018/07/14

洞窟の12人の子供を助けたエークコーチ

洞窟の13人のうち25才の青年であるエークコーチ本名エーカポン・ジャンタウォンはタイヤイ族で小さい頃に両親が亡くなり、それからは10才でラムプーンにあるお寺で修行していたがシャン州にいるおばあさんの面倒を見るために還俗してムーパーサッカーチームのコーチとなり、現在でもおばあさんの面倒を見るためにタイとシャン州を行き来しているということである。

これまではエークコーチの親族はシャン州にいるおばあさんとメーサーイにいるおばさんだけと思われていたが、今回の洞窟の報道によりシーサンパンナ・タイ族自治州に住むジージー・ルイが中国のタイランドホットラインに連絡をしてきて自身が保管してきた写真を見るとエークコーチはチェンラーイで小さい頃に別れた弟に似ているので調べてほしいということである。写真には同じくおばさんも写っていて大変良く似ているということである。

現在、この洞窟での話をハリウッドが映画化しようとしているようで当初は洞窟内を潜水で進み13人を発見した洞窟潜水専門のイギリス人が主人公かと思ったが、ここに来て主人公はエークコーチのほうが面白いという気がしてきた。もちろんファーストシーンはエークコーチが歩いて国境を超えシャン州のおばあさんを訪れるところからである。


洞窟の12人の子供を助けたエークコーチ

2018/07/13

プーケットで転覆した船の最後の犠牲者

13日、プーケットでは転覆したフェニックス号の下敷きになっている最後の犠牲者を引き揚げるために海軍潜水隊20人、中国からの潜水隊10人、海上警察2人、海外のボランティア5人が海底の船にある砂をどけながら犠牲者を引き揚げようとしている。


プーケットで転覆した船の最後の犠牲者

洞窟の13人の救助法

South China Morning Postに載った洞窟の13人の救助方法で子供とAir tankFlex stretcherに乗せて運んだ様子がよく分かる。



救助期間中に洞窟からポンプで排出した水量を2億4,300万リットルと見積もってサッカー競技場で34mの高さになるとした絵である。



2018/07/11

13人のインタビューは控えるようにと首相

洞窟の13人が無事に救出されたことで現地では引揚げと整理が行われている。首相の指示によるとできるだけ早い目に元通りにして水の問題に関しては重大な課題になる考えているということである。
また13人が病院を出た後の報道の対応については、少年たちは報道への対応には慣れていないので彼らが元通りの学業とスポーツに専念できるように考えるべきだと注文をした。

また世界中から来てくれた救助者については感謝状を送り、いずれは感謝の慰労会を催すこともあるということである。そしてもう始まっている映画化についてはタイには映画の許可を検討する文化省とフィルムボードがあるので、政府機関がシナリオ等を検討してからの問題だという判断を示した。


13人のインタビューは控えるようにと首相

洞窟の13人の18日間

洞窟の13人の救助18日間を振り返ってみた。おそらくであるがこの現場にいたのは約3,000人、かかった費用は分からず。タイはもちろん世界中が見つめたのは生命の大切ということだと思う。

6/23 09:00 ムーパーサッカーチームはバーンジョン競技場で練習
         午後には洞窟に入る
      15:00 ルアン洞窟国立公園係官が洞窟前にある11台の自転車を発見して見に行くが見つからず。保護者に連絡すると子供に連絡ができないとのこと
         19:00 サヤームルアムジャイ民間レスキュー隊が捜索を始める
6/24  15:00 チェンラーイ知事ナロンサック シールズに救助を要請
         21:00 潜水隊は子どもたちの足跡を発見
6/25  06:00 シールズの捜索でカバンと靴を発見
        17:50 係員は洞窟の壁にある手形と携帯電話を発見
6/26  09:00 捜索を援助する医者を含めた陸軍14グループ120人が到着     
        10:00 内務大臣は排水ポンプの増設を指示
        13:15 シールズはトーン3に着くが危機的状況
     14:00 各国から200人の救助隊が到着 
6/27 09:00 排水ポンプが充分でないというシールズの報告 引き続き大雨が降りトーン3まで洪水
    10:00 パーミー山で洞窟への穴が見つかるが人は入れず
        15:00 英国の洞窟潜水専門家3人がタイに到着
6/28 15:00 ペッブリーからパヤナークポンプ到着 それまでの排水量の10倍になる
       17:00 洞窟に横穴を開けて排水
6/29 08:00 タイの首相 洞窟に到着
        08:15 最新の人工衛星を使う赤外線スキャンシステムを持ったアメリカ軍が到着
        13:00 警察庁長官2チームがパーミー山付近の洞窟の穴を拡げる
6/30 18:45 シールズはトーン3から25mおきにボンベを設置
7/1   02:00 シールズで潜水訓練を受けたパーク軍医が洞窟に入る
    11:00 MI17ヘリコプターを使って洞窟への入口を探す重機を運搬
        13:00 シールズは洞窟の三叉路に到着
7/2   07:00 潜水ボンベ500本を洞窟に搬入
        22:30 英国人ダイバーが13人を発見 無事を確認
7/3       食料、飲料水、薬を搬入
7/4
7/5   09:30 山からの水が洞窟に入らないように土木工事
7/6  09:00 救助隊の一人が亡くなる 
7/7
7/8   10:00 救出作戦のD-デイ
        17:30 4人を病院に搬送
7/9
7/10 17:30 13人全員が無事に病院に搬入


洞窟の13人の18日間

2018/07/10

洞窟の13人全員を無事救出

洞窟内に7月23日から18日間閉じ込めたれていた13人は無事に洞窟から救出されチェンラーイの病院に搬送された。とにかく洞窟での救助がどれほど大変なのかと言われているが、困難だったのは洞窟の込み入った道もあるが、13人は自転車で洞窟まで来て歩いて洞窟に入っていったというのを忘れてはいけないと思う。雨が降り水が洞窟を防ぎ彼らは出ることができなくなった。当初からこの事実を的確に把握できる指導者がいて排水とともに洞窟に入る水を極力少なくするということができていれば状況は変わっていたと思うが、洞窟がある山の全てに降る雨は上から下へ流れ洞窟が低いところにあればそこに水が入っていくのは当然のことで止めることは不可能だったということである。人が生きていくには絶対に欠かせない雨であるが反対に人に危害を与える何故だろう。


洞窟の13人全員を無事救出

2018/07/09

TCブルードリーム社に捜査が入る

プーケットで転覆して犠牲者がでている事故で当初発表された乗客数と本当の乗客数の数字が合わず行方不明者の捜索に混乱が起こっている。夕方のニュースではフェニックス号の乗客数は89人で救助されたのが37人、犠牲者が41人、行方不明が11人ということであるがまた変わることがあるかもしれない。

またフェニックス号の所有者であるTCブルードリーム社は中国人がタイ人を雇って設立したノミニー会社ということで、TCブルードリーム社の資産のすべてを差し押さえて会社関係者が国外に出られないという処置をとったということである。中国人のツアーで不正が行われているのはプーケットの観光業を管理する部門は分かっていたはずで、今回の事件がなければ不正を暴かれることはなかった。プーケットは観光だけに依存するという体質が生んだことで、今夜のテレビのニュースでは中国人の観光客はこの事故で減少するが一時的ですぐにもとに戻ると確信していた。

TCブルードリーム社に捜査が入る

フェニックス号を所有するTCブルードリーム社の違法行為

プーケットで転覆したフェニックス号を所有するTCブルードリーム社は森林局が管理するマングローブ林に違法な桟橋を作り中国人観光客の乗降をしていたようで、森林局の訴えでこの桟橋は解体されるようである。また自分の土地でないマングローブ林を勝手に書類を作り外国人に売却していたようで捜査が続いている。いずれにせよプーケットは観光ブームに乗り金儲けのためなら何でも許されるという風潮で、今回の事故でそれらの一部でも告発されるならプーケットもましになるだろう。


フェニックス号を所有するTCブルードリーム社の違法行為

2018/07/08

洞窟から6人を救出して病院へ

13人が避難しているナーンノムサーオの2人の子供が中継地点であるトーン3で医者の検査を受け18:50にはヘリコプターで15分かけてチェンラーイの病院に無事に搬送されたということである。続いて19:00には4人が同じ方法で無事に搬送された。


洞窟から6人を救出して病院へ

プーケットの沈没船の犠牲者は41人で行方不明15人

引き続き救出活動が続くプーケットの観光船の沈没での犠牲者は41人になり15人が未だに行方不明ということである。一方、プーケット警察では大雨と大波で転覆したフェニックス号とセレネター号の船長を操縦ミスで起訴しようとしているようだが、乗客がおもに海外からの観光客で証言が思うように集まらないようである。それとともに天候不順の状態で観光船の運行を許した船の持ち主とツアーの主催者の責任も考えているようである。


プーケットの沈没船の犠牲者は41人で行方不明15人

救出D-デイ

洞窟の13人を救出する本部の発表では、天気、水嵩、実行部隊、子どもたちの状態のすべてが整ったので8日10時から救出活動を始めたということである。昨夜降った雨は徐々に洞窟に迫っているのが大きな理由のようで、せっかく歩ける部分が増えた洞窟内が元の水嵩に戻るのを避けるようである。
実行部隊は海外からの潜水専門家13人とシールズの潜水隊5人が一人の子供に2人が付き添い約5-6時間をかけて洞窟内を歩くか潜水するかして救出をして、結果が出るのは21時ころということである。


救出D-デイ

洞窟前での新しい動き

洞窟前では移転と整理が行われタイを含めた各国からの報道関係者が使っていたテント、テーブルや椅子また中継車も違う場所に移り始めている。現在のところ洞窟近くにいるのは救助隊と病院関係者に救急車13台ということである。また前日には内務大臣を含めた会議が6時間近くあり救出で新しい動きがあるようである。


洞窟前での新しい動き

洞窟の救出に水中ドローン30台を投入

13人の救出作業を続けている洞窟では雨が降り13人が避難しているナーンノムサーオでも水が増え救出が急がれている。一方今のところ考えられている潜水での救出法では洞窟内の構造をもっと詳しく知る必要があるようでテサラースペースエックス社が30台のドローンを洞窟に持ち込み調査を始めた。
このドローンは水中でも動くことができ3次元の映像を見ることができ、13人が安全に出てこられるコースを探し出すようである。


洞窟の救出に水中ドローン30台を投入

2018/07/07

タオ島のダイバーが救助活動に参加

7月5日、タイのプーケットにあるヘー島の近辺で沈没したフェニックス号の死者は33人で23人が行方不明になっている。ヘー島周辺の海は水深が40mあり捜索が難航しているようで、スラータニーにあるタオ島で潜水を教えるダイバー13人が救援活動に参加した。13人のうち8人の外国人はインターナショナルダイバーで60mまで潜ることが出来ダブルボンベで長時間の潜水が可能だということである。


タオ島のダイバーが救助活動に参加

2018/07/06

洞窟の地図の制作者が救助隊に参加

“Thailand's Longest & Deepest Caves”という本でルアン洞窟を紹介したマーティン・エルリスと4人のチームが洞窟に到着した。マーティン・エルリスはタイの洞窟を紹介する英国人で2016年には水が浸かっていない洞窟を調査して地図を作った。現在、救助隊が使っている捜索のための地図は彼の地図で洞窟の最終地点には彼の名前がついている。そして洞窟の最終地点には大きな木が2本あり洞窟の上の穴と続いているのではないかということである。現在の救助隊の考えでは子どもたちに潜水具を着けての救出は100%安全とは言えないので違う救出口を探しているようである。


洞窟の地図の制作者が救助隊に参加

タイのプーケットで船が転覆12人の死体を発見

タイのプーケットで船が転覆して58人が不明になっていた事故で、新たに12人の死体が見つかり死者は13人になり事故にあった観光客はおもに中国人で次にヨーロッパからの観光客である。


タイのプーケットで船が転覆12人の死体を発見

洞窟からの救出で初めての犠牲者

7月6日の夜中に13人を救出する洞窟内で潜水ボンベの輸送にあたっていた元Thai NavySealのサマーン・グナン曹長(38才)が急に意識を失い死亡した。


洞窟からの救出で初めての犠牲者

タイのプーケットで船が転覆58人不明

昨日の夕方、タイのプーケットで転覆したセレネター号には観光客35人、乗員5人、ガイド1人、カメラマン1人の42人で、そのうち海に落ちた40人は救助できエンジン技師1人と中国人観光客1人は不明である。一方フィニックス号は観光客93人、乗員とガイド12人の105人で観光客36人と乗員12人が救助されたがそれ以外は不明である。またロシア人2人のジェットスキーは漁船に救助された。現在のところ1人の死体が見つかり引き続き捜索は続いているが58人が不明ということである。


タイのプーケットで船が転覆58人不明

2018/07/05

タイのプーケットで3隻の船が転覆

今日の17:45にプーケットのへー島近辺で97人の乗客がいるフィニックスPCダイビング号とマイトーン島とヘー島の間で30人が乗るセネリター号が転覆して、ラーチャー島から出たロシア人夫婦が乗るジェットスキーも転覆したようである。雨と強風のために転覆したようであるが乗組員と乗客は無事救助されたようである。


タイのプーケットで3隻の船が転覆

南部のリボン島から来た洞窟専門家

タイ南部トランにあるリボン島にある洞窟でツバメの巣を採ることを職業としている8人は、洞窟のニュースを見て仲間からお金を集めてボランティアとして洞窟にやってきた。13人が発見されて今日は帰る用意をしていたようであるが、急に救助隊本部から洞窟に入る穴を探してほしいという要請があり飛行機をキャンセルしたということである。FBにのった彼らの写真を見ていると洞窟に入っていく時は普通の服の上に裸足で洞窟のプロなのである。また救助隊本部ではプロを必要としているのであろう。



2018/07/04

洞窟の穴を使って救出

これまでの救出法で出ていたのは洞窟内を水に浸かり潜水もして救出するという方法であったが、いくら排水をしても水が入ってくるのか未だに天井まで水に浸かっている個所があり、子どもたちが潜水の練習をしても安全の確保が難しいと判断したのか、彼らがいる場所の近くにある穴を探して救出しようという新しい方法が出たようである。

何日か前には北側にある水流をホースを使い洞窟とは違う場所に水の流れを変えるのは成功して、今日は南側のフアイマゴーク水流を同じような方法で水が洞窟に入らないように成功したようである。洞窟内の水は現在のところ20台のポンプで排水していて1日あたり68,000立方メートルの水を排出できているようであるが、未だに水があまり減らないのは洞窟に入ってくる水流は他にもあると考えられる。



7月2日の洞窟で起きた奇跡


7月2日の夜、洞窟の13人を探し潜水したBritish Cave Rescue Councilのジョン・ボランセンはベースから伸ばしてきたベースラインがなくなりこれ以上は潜水を続けられないと判断して水面に顔を出した。そしてそこには探し続けた13人がちょうどいたということである。もしベースラインのロープがもっと短かったら彼はベースに引き返し見つけることが出来ずに発見が遅れたということである。

7月2日の洞窟で起きた奇跡


洞窟からの救出

洞窟内では軍医を含めた7人のThai NavySealが13人の面倒を見ていて彼らはパワージェルを食べて体力の回復を図っている。今朝Thai NavySealからのビデオでは13人は銀色の毛布にくるまっていたが近くで見ると頬はコケて10日間の疲れがでていた。Thai NavySealは彼らのもとにさらに40人の隊員を送り泳いで救出する練習を始めるようであるが13人の十分な健康回復を待ってやるべきという気がする。確かに約2000人の作業員や設備機械の維持は大変だと思うが最後まで油断は許されないと思う。

今回の救出では100%が雨水との戦いだったと思う。12日目に入り洞窟内の排水がどれだけ効果が出ているのか、洞窟に入ってくる水をどれだけ防げているのかしっかりとした専門家の評価が必要になっていると思う。


洞窟からの救出

2018/07/03

潜水用マスクを着けて洞窟から救出

今日は洞窟がある現地では少し雨が降ったようである。そのせいか排水を続けても担架で運ぶまでは水は減らないようで潜水用マスクを付けて泳いで救出するようである。まずは潜水隊員が子どもたちに使い方を教えて子供一人に潜水隊員2人が付き添う形で考えているようである。潜水用マスクについては今使っているのが大きすぎるので救助隊から潜水マスクSSSサイズを急いで送ってくれとメッセージが来ているようである。

一方、洞窟から排水された水は下流にある村の田んぼに影響を与えているようで、雨季前に蒔いた籾がだめになった時は県が責任を取り新しい籾を供給して保証金も出すようである。


潜水用マスクを着けて洞窟から脱出

少年たちと出会った英国人ダイバーの会話

South & Mid Wales Cave Rescue Team – British Cave Rescue Councilに所属するリチャード・ステンタンとジョーン・ウォーランテンが最初の発見者で少年たちとの最初の会話は次のとおりである。



一番会いたい人たちを発見できた

当初、彼らがいると思われていたハートパタヤから400mほど奥に入ったナーンノムサーオで発見された。一番に入って彼らの無事を確認したのは二人の潜水隊員でその中の英国人が質問をしているのが初めて送られてきた映像で13人は思ったより元気で今日は何日かと尋ねてお腹が減ったと訴えている。この要求に対してパワージェル、抗菌剤、スポーツドリンクが運ばれたようである。

救助は続いていて後2日位で雨が降るようで雨との戦いが続いている。救助隊は彼らの100%の安全を確認してから洞窟から運び出すようで、洞窟内の水が思ったように引かない場合は潜水機材の使い方を教えて泳いで出ることも考えているようである。



洞窟の13人を発見

昨夜の22時ころに先発の潜水隊員が13人を発見して全員の無事を確認した。



2018/07/02

洞窟内の三叉路が障害

今日は昼から雨が40分ほど降ったようであるが洞窟内の水嵩にはそれほどの影響はなかったようで洞窟内の水は1時間あたり1cmで下がっているようである。南北に続くナーンノーン山の中に13人が閉じ込められているルアン洞窟があり、洞窟に入ってくる水の70%は北からで30%が南からである。昨日からの国立公園局の現地調査で北から来る水の流れはホースで受け止め洞窟に入らないようできたので洞窟に入る水の60%は防ぐことが出来たようである。

洞窟内では潜水隊員60人が救助に向けた努力をしているが洞窟入り口から3kmまで来た三叉路で止まっているようである。この辺りは水嵩が多い上に人一人しか通れない個所があり止まっているようである。



一緒に戦うんだ

写真の表題は「一緒に戦うんだ」
洞窟の三叉路に着いた潜水隊員は左に曲がり13人がいると思われるハートパタヤに向かっている。もし余裕があれば右の方に行っている可能性もあるので右の方も捜索するようである。洞窟内のトーン3地点にはダイビングボンベ約500本、電気、通信設備も完備でき、ここが前線基地になっている。

洞窟の上にある隙間32ヶ所のなかでの調査で残ったのは6ヶ所でそのうち1ヶ所は200mまで降りていくことができたようである。



潜水隊員のダイビングボンベは415本

今朝の洞窟からの中継では雨は降っていないようである。最大の敵である雨が来ない間に救出作業は進んでいるようである。洞窟の中で潜水隊員が使っているダイビングボンベは415本で空気の充填には12時間かかるということで終われば急いで洞窟の途中にあるトーン3の基地に持っていくようである。



2018/07/01

今一番会いたい人たち

下の写真の表題である。救助隊は13人がいるであろうハートパタヤに後500mと近づき洞窟の外では担架、救急車、ヘリコプターの準備が進んでいる。

今一番会いたい人たち


洞窟内の温度は20℃

13人を救助すべく目的地に向かっているThai NavySealとオーストラリアの救助隊は25人で、彼らがいる洞窟内は20ということだが、水の中に入っているので温度はもっと下がっているようでEmergency foil space blanketsを送ってほしいとFBを通じて送ってきている。

最大の敵である雨が退却している今が最大の機会で前進あるのみである。



沖縄から海兵隊が洞窟に到着

ドローンを使って赤外線サーモグラフィで13の命を見つけ出すべく新兵器を持ったアメリカ軍海兵隊が沖縄から洞窟に到着した。これ以外にも秘密機械があるようで午後には何らかの成果が出るということである。またオーストラリアからは潜水救助の専門家が6人到着している。


沖縄から海兵隊が洞窟に到着

洞窟に閉じ込められて9日目

Thai NavySealが到着したのは地図にあるトーン3で続けて左に200m行くと三叉路があり、それを1Kmほど下に行くと13人がいると思われるハートパタヤーに着く。トーン3に着いたのは昨日の夜で今のところどこまで進んでいるのか情報はない。今朝の発表ではThai NavySealの指揮官が状況説明をしていて、もし隊員に事故があれば釣り合わないので慎重にやっているという言葉に遅れている理由がはっきりと現れている。洞窟内の潜水は暗闇の中で濁った水の中で洞窟内に閉じ込められ酸素がなくなればという恐怖と戦っていることだと思う。彼らはこのような状況での練習はしていないだろう。それを考えると世界には洞窟内の潜水と救助を専門にする人達がいるはずで彼らに任せていればとも思うが今ではきついだろう。

また洞窟に流れ込む水流が分かったようであるが、これをせき止めるか流れの方向を変えるかの判断は地域住民の影響を考えるとすぐには出来ないようである。この2日間位は雨が降っていないのでせき止めるには今が一番の機会でこれで雨が降ると難しくなるだろう。23日から閉じ込められているということで9日目になるので水はあるだろうが食べ物がない少年たちの安全が気づかれる。



2018/06/30

Thai NavySealは遂に攻撃を決心

水が引くのを待っていたThai NavySealの潜水隊員は洞窟内の3番目の空間に到着して、次は13人がいると思われるハートサーイまで約1kmまで近づくことが出来たようで、後は水が引くのを待つのではなく攻撃態勢に入り目的地まで突撃するようである。


Thai NavySealは遂に攻撃を決心

洞窟のお供え物を食べに来る野ブタ

洞窟の前に置かれたお供えを食べに来る子供の野ブタを見てピー精霊を信じるタイの人たちは
吉兆を感じ取り今日中には見つかるということである。また13人が所属するサッカーチームの名前は
ムーパーすなわち野ブタである。


洞窟のお供え物を食べに来る野ブタ

洞窟に到着する大型ポンプ

ナコンパトムから陸路運んでくる大型ポンプがやっと洞窟に着くようである。何故、軍の輸送機を使いチェンラーイ空港に降ろさないのか不思議である。23日に13人は閉じ込められて1週間が立つのに救助が遅すぎる。



洞窟では県知事の指揮下に総員訓練

洞窟があるチェンラーイの最低気温23で降水率20-30%である。しかし洞窟は山の中にあるので最低気温は何度か下がり降水率も増えると思う。昨夜は雨が降らなかったせいかポンプでの排水の効果があり水位は8cm下がったようである。排水をしているのは本来の入り口に加えて新しく横穴を開けた4ヶ所を含めて5ヶ所からの排水をしているようで、使っているポンプは100台という情報があるがはっきりしていない。

またこの洞窟があるメーサーイ郡から来た青年によると小さい頃に洞窟から出られなくなって雨水が入ってきたが、水を避けるために小さい穴に入ると洞窟の外に通じていて助かったことがあるということで、救助隊もこのような抜け口を探しているようである。

救助現場の総指揮をとっているのはチェンラーイの知事であるが、今日は早朝から救助できたときのためにヘリコプターを使ってどのように13人を運ぶのかの訓練をするようである。


洞窟では県知事の指揮下に総員訓練

2018/06/29

タイの洞窟 水源を探せ!

ダムロン・ピデート元国立公園局長は洞窟に流れ込んでくる水の源があるはずで、それを見つけた人には10万バーツの賞金を出すということである。元国立公園局長の経験からか洞窟の水を減らすことが一番大事なことであることを分かっているようである。
洞窟内の入り口を入ったところにある空間では各部署の救助隊員が集まるところがあり大きい照明が立っている。これらの照明か電気設備を誰かがショートさせたようで電気が全て止まりポンプを止めるという考えられないような失敗をやっている。ある責任者は1秒でも無駄にすることは13人の命に関わることだと言っているにもかかわらず、また水が多い中で電気配線が増えるとショートの可能性があり用心が必要だということが分からなかったのかと思う。
また視察に訪れた警察庁副長官は洞窟の横に穴を開けて水を排水するようにという救助隊に国立公園の法律に触れると言って非難を浴びている。この警察官は何のために来たのか分からないが、同じような人たちが救助を手伝うのではなく妨害しているのは事実のようである。



君たちが帰ってくるのを待っています

#ムーパーチームを村に連れて帰って


タイ全国で無事を祈っている

タイ北部チェンラーイにある国立公園内のルアン洞窟に閉じ込められ救出作業が続く13人は歩いて洞窟の奥に入っていき不幸にも大雨がふり出られなくなった訳であるが、地図を見れば分かるが救助を阻んでいるのは雨水以外の何物でもない。2日前のニュースでは18台のポンプとバンコクから持ってきた4台のポンプで排水をしているようであるが、引き続きふる雨のせいで排水が追いつかなく軍の潜水隊員は水を潜って彼らがいる奥へ進むのを中断して待機中であるということである。

今日のニュースでは洞窟の横の壁に穴を開けて排水口を増やしたようである。また彼らがいるであろう洞窟の上にある割れ目を広げて上からの救助も考えられているようである。しかし水がないときに入っていった13人は水さえなくなれば歩いて出てこられるわけで、もっとポンプを増やし排水をすべきではないだろうか。


タイ全国で無事を祈っている

2018/06/28

タイの洞窟に閉じ込められた13人の救出

23日に12人の少年とサッカーコーチは練習の後に近くのルアン洞窟に入り探検をしていたが大雨が振り退路が塞がれ洞窟内に閉じ込められて6日目に入った本日、一人の少年の帽子が流れ着き少年たちの安否が気遣われている。11才から16才までの少年たちはサッカーチームのスポーツ少年なので体力があるとともに洞窟には何度も遊びに行っていたようで慣れているということであるが、引き続く雨のために洞窟内の水位は上がり排水作業も追いつかない状態であるという。軍の潜水隊員が水を潜り彼らがいるであろう地点に行こうとしているのであるが、水の勢いは泥となり行方を塞いでいるようである。

潜水でたどり着くのが難しい状況では上からということで洞窟の割れ目を探しドリルで穴を開け彼らがいるであろうという地点にたどり着く作戦を始めるようである。この6日間の間タイではこのニュースで溢れすべてのタイの人々が彼らの無事を祈っているようである。


タイの洞窟に閉じ込められた13人の救出