2018/12/12

タイの選挙について 24 政党の政治活動解禁

12月11日に軍政は約4年半にわたり禁止してきた政治活動を解禁した。クーデター以降軍政は5人以上の集会を禁止して違反すれば説得という名目のもとに数日間の拘禁をしてきた。またその他にもこれまでの国内の混乱は政治家が原因であると決めつけ政治活動を禁止してきた。

ここに来て11日には下院議員選挙法が施行され憲法が規定する150日以内に選挙を実施しなければならないのでやっと腰を上げたということで予定では選挙は2019年2月24日ということである。

これから本格的な選挙運動が始まるわけであるが軍政継続か民主主義かということになると思うが、しかし国民にとって民主主義という魅力が減少している中で豊かな生活、安全な生活を保証する政治はどちらなのかという問いかけになると思う。もし民主主義の政党が勝つと以前のように保守派がバンコクシャットダウンのような混乱を起こし、またクーデターが起こるということを国民は恐れていると思う。