2019/07/30

トゥンギーホテル

最近、タイ共産党の最後まで残っていたトン・ジェムシー幹事長が亡くなり、過去の歴史が見直されている。フアラムポーン駅の近くにあったトゥンギーホテルは1930年4月20日にタイではサハーイスンと呼ばれるホーチミンが出席した初めての共産党秘密会議が開かれたところである。

その時代の人々は汽車を移動に使い汽車の乗り換え、親戚との待ち合わせなどのためにフアラムポーン駅近辺には多くのホテルが有ったということである。またこの時代のホテルは看板には中国語では旅社と書き英語ではタイ語風発音でホーテンと読んでいたようであるが1935年にホテルの関する法律ができタイ語でローンレームと現在の呼び方になったようであるが、当初はホーテンという呼び方に馴染む人たちからは不評だったようである。そしてトゥンギーホテルは現在も見ることができる駅の右側にできた高速道路への連絡道路の建設のために、共産党秘密会議が開かれてから64年後には閉鎖されたということである。