2018/06/03

タイでキングコブラを勉強する外国人たち

タイ東北部のナコンラチャシーマーにあるスラナリー工科大学生物学部には自国において学士または修士課程を終えて修士または博士課程を勉強に来る外国人が増えているようで、特にキングコブラとコブラの研究が人気があるということである。現在、修士課程でキングコブラとコブラを研究しているのは、イギリス、アメリカ、ポルトガル、オランダからの5人で博士課程がアメリカからの2人ということである。
熱帯地域に生息するコブラやキングコブラを研究できるのは世界でもスラナリー工科大学生物学部だけで研究奨学金制度、実際の場所、本当のヘビがいるのはここだけということで、学生は大学から30分ほど離れたところにあるサゲーラート環境研究所において、実際に生息しているキングコブラとコブラを研究している。この学部で勉強するタイ人が一人もいないのはコブラを勉強して何になるのかという考えがあるようで、一方で外国人学生すべてがヘビが好きで勉強をするにはここしかないということである。

サゲーラート環境研究所において学生たちは自然環境の中で本当のコブラとキングコブラを捕まえて発振器を付けヘビがどのように行動するのか追跡してヘビの生態を研究している。当初、近所の村人からは何をしているのか他にやることがないのかと不思議がられヘビを村に放しているのではないかと怪しまれたが、最近は少しずつ理解されるようになり家に入ってきたヘビの捕獲を頼まれたりもしている。


タイでキングコブラを勉強する外国人たち