2018/06/01

タイの選挙について 22 選挙日について(続)

最終の選挙についてのロードマップでは2019年2月となっているが、それも情勢次第でどうなるかはっきりとはしていないと思っていたが、憲法関連法案 ソーウォー(上院議員)が憲法裁判所により違憲ではないという判決があり、5月30日には憲法関連法案 ソーソー(下院議員)も違憲ではないという裁決がでたので関連法案はすべてが出来上がり次のような工程で選挙になるということである。

2018.5.30 憲法裁判所が憲法関連法案 ソーソー(下院議員)を合憲とすると次のように展開していく。
2018.6月-8月 憲法関連法案 ソーウォー(上院議員)と憲法関連法案 ソーソー(下院議員)を奏上して官報に掲載されるのに90日間かかる。
2018.9月-11月 憲法関連法案 ソーソー(下院議員)が官報に掲載されてから有効になるには90日間かかる。
2018.12月ー2019.4月 下院議会選挙はこの間の150日間以内にある。

この150日間以内という規約についていろいろな意見があり政府内では選挙はロードマップとおりの2月と2ヶ月遅れてしまう4月とに分かれているようである。この6月末には政府は政党と意見を交わし政党活動の再開をできるのがいつからになるのか決めるのだろう。これ以外に選挙遂行で問題になるかも知れないのは2560年憲法だろう。新党・新未来党は先ごろ開いた集会にて2560年憲法の全ての改正を訴えてプアタイ党、チャートタイパッタナー党、プラチャーチャート党も賛同し始めているようで、権力の継続をこの憲法に頼っているコーソーチョー(国家平和秩序評議会)としてはやはり選挙はすべきではないという考えも出始めているのかも知れない。


タイの選挙について 22 選挙日について(続)