2018/06/06

タイ南部の洞窟で絵を発見

クラビー県アーオルックで発見された岩絵は3,000-5,000年前のもので今のところ発見されたのは300mの崖の範囲にある8ヶ所でサルの絵が7、籐の垂れ下がり、人、ゾウ、幾何学など30である。クラビーはもともと石灰岩の絶壁が多いところでこれまでにも岩絵が見つかったことがあるのは、ピーフアトー洞窟、バイキング洞窟で岩絵の量では今回のが3番めであるが、保存状態もよく調査は途中なのでもっと増えるかも知れないということである。この他にも子供を引き連れている絵、エビなどの水生動物、船の絵などがあり、その頃の生活を描いたものが多くこの辺りには集落があったかモンスーンの避難場所であったのではということである。またゾウの絵は素晴らしくこの時代にゾウが近くにいたので描いたのだろうが大変興味深い。

3,000-5,000年前というと石器時代で東北部のバーンチエン遺跡では2,000年前には初期の青銅器文化が始まっていたようで、同じく東北部のウドンタニーでは6,000年前の岩絵が見つかり、ウボンラーチャターニーでも1,000年前の岩絵が見つかっている。


タイ南部の洞窟で絵を発見