2018/07/19

洞窟の13人 病院退院報告会

7月18日に洞窟の13人は病院を退院してチェンラーイの役所で報告会を行った。子供12人、エークコーチ、パーク軍医、医者3人、新しいチェンラーイ知事と彼らと洞窟で付き添ったシールズ3人が参加して司会は元ネーション紙のスティチャイ、彼が選ばれたのはやはり報道関係の長老ということがあったのだと思う。その通りの巧みな進行で大変良かったと思うが、もう少し若い同じくネーション紙出身でタイラット紙にいるジョームクワンだったらもっと興味ある進行になっていたと思う。しかしこの報告会がこれからのメディアの個別取材を控えさせるためのものだったとしたらスティチャイの当たり障りのない進行は仕方がなかったのだろう。

この報告会で興味深かったのは当初の報道では彼らはお菓子を持って洞窟に入ったということだったが、まったく何も食べるものはなかったようで鍾乳洞を伝わって落ちてくる水だけで生き延びたということである。もう一つ報道が犯した間違いは子どもたちが泳げないということで、実際はコーチが練習の後に泳ぎに連れて行っていて泳ぐことはできたようである。また洞窟からの救出の順番では健康状態は同じくらい良くなっていたので家の遠い子供から選んだということである。

そしてこの後は普通の生活に戻り時期を見て全員でお寺に短期間だが入るということである。また各国の報道で現れてきた4人の国籍問題については、この報告会に参加したチェンラーイ知事が手続き中であると明言をした。


洞窟の13人 病院退院報告会