2560年憲法が定めるところによると政党リストにある政治家だけから選ぶとあるが、上記の一時的条項には政党リストにない外部からの人も首相に選べることになっている。段階としては上下院合同議会での選出で375人以上の票を得ることがなかった時は下院の250人以上が上下院合同議会に外部の首相候補を議案にかけて上下院合同議会の3分の2である500人が賛成すると議案が通ることになる。
2011年の最後の下院選挙では二大政党であるプアタイ党265議席で民主党164議席だった。そしてプアタイ党は4つの政党と連立を組み302席で政権を担うことになりプアタイ党から首相が選出された。しかし次の選挙では上院250人は明らかに反プアタイ党なので首相を出すには下院で375人を集める必要がある。この条件はもう一つの二大政党である民主党でも同じことだが民主党の場合は上院での賛成者がいるのかということである。