2018/04/23

タイの狂犬病について

【引用】
 狂犬病は、人をはじめ全ての哺乳類で脳炎を起こして死亡させる重症疾患です。日本国内では1957年を最後に感染例がなく、1970年にネパールで1例、2006年にフィリピンで2例、現地で感染し帰国後に発病・死亡しています。現代でも先進国を含む世界のほとんどの国で、狂犬病ウイルスをもった動物が存在しています。

タイ国内では2017年には11人が亡くなり、今年は今のところ7人です。恐ろしいのは一度発症すると死に至るということです。畜産局の調査では狂犬病に感染しているイヌはバンコクの6匹を含めて全国で40県で見つかっている。そしてタイにいる野良犬と野良猫は100万匹である。バンコクではプラウェート区に野良犬と野良猫を保護する施設があるということであるが出来ているのはイヌ1,000匹とネコ200匹だけで決して十分であるとは言えない。

タイで印象深いのは7イレブンの前には必ずと言っていいほど扉が開いた時にエアコンの風が来るのかイヌが寝ていて、中には店に入って寝ているときもあるが誰も追い出そうとはしないことである。そして首輪を付ける習慣がないのと鎖につながないので野良犬か飼い犬の見分けができないということでいずれにせよタイの人たちは無関心である。