2014年の憲法裁判所の判定で無効になった選挙を除くと2011年の下院選挙がタイでは最後の選挙で7年前ということになる。この最後の下院選挙の有権者数は約4,693万人で投票者数は3,522万人と投票率は75%であった。
2017年の統計では人口は6,618万人になり有権者数は5,245万人である。2560年憲法では18才以上に投票権があるということになり2012年から2017年の6年間で約561万人が選挙の経験がないということになる。またクーデター以降の4年間では368万人の若者が選挙をしていないことになる。2017年の有権者数5,245万人を2011年の最後の選挙の有権者投票率75%で考えると次回の選挙のおおよその投票者数は3,934万人である。
この投票者数から下院議員一人あたりの当選数は79,686票になる。単純な計算をすると選挙をしていない若者たち561万人が選ぶ下院議員は71議席となり決してあなどれない数字になるわけである。