2018/05/15

タイは田植えの季節で日当900バーツ

気象庁の公式発表では雨季入りが5月14日ということであるが、今年は雨が降るのが例年より早く4月末には3日続けてまとまった雨が降った。普通雨季米は6月に植えて12月くらいに刈入れと聞いていたが、雨が降ったので田植えも早くなったようである。灌漑施設が発達していなくて水が少ない東北地方では大部分が雨季の雨水を利用した雨季米だけの栽培だと思う。タイには雨季米以外に乾季米もあり、こちらは雨水も利用するが乾季に栽培するのでおもに灌漑施設からの水を利用する。タイ中部にある灌漑設備が整ったスパンブリーでは雨季米6ヶ月、乾季米3ヶ月を2回で年に3回の米作りが可能なところもあるようである。

平均的な農家で20ライ(1ライ=1600平方メートル)の農地があるとすると雨が降ると田んぼを耕し雨水を溜めて田植えをする。分かりやすいので田植えと書いたがこの地方では雨水をはった田んぼに籾をを直に蒔くのが田植えである。普通は近所の人や親戚の手を借りて田植えをするのだが、彼らも自分の田んぼがあるので忙しいときには外部から労働者を呼んでくる必要がある。だいたい5-6人の労働者を雇い20ライの田んぼに籾を蒔くと2-3時間で終わり1人あたりの賃金が200バーツで20らい以上だと300バーツになる。
これだけなら1日に3-4軒の田んぼで仕事ができるので1日の日当は900バーツにはなるということで昨年の日当より50%上がったということである。


タイは田植えの季節で日当900バーツ