2018/05/08

タイの選挙について 14 新党 グリエン党について

グリエン党のグリエンとは「短く刈った、攻撃的な、挑戦的な」なという意味でグリエン党党首であるボーコーラーイジュットが次回の選挙に挑戦するという意味でこのような党名については珍しい名前を付けたという気がする。というのも新党登録時に党のスローガンと聞かれて「文句をつける」と言ったからである。
しかし「文句をつける」には少数派の問題を広く公共の政策としていくという意味があるようである。

ボーコーラーイジュット本名はソムバット・ブンガームアノンでバンコク生まれである。ボーコーラーイジュットというインターネット上で使っている名前は好きな映画101匹ワンちゃんからとったということで、この映画の主人公ダルメシアンの斑点が気に入ったのか「斑点編集長」という意味である。各地の社会のためになるウェブページのウェブマスターということで使っているのかも知れない。

しかし残念なことにグリエン党のグリエンは国民を混乱させモラルにも反しているので党名にはふさわしくないということで選挙管理委員会から拒否された。これについてボーコーラーイジュットはグリエンの3つある意味の内のスラングであるひどい意味を捉えて拒否したのか分からないので再考するように訴えている。またグリエンという党名は短く、ピッタリとした党名で選挙民に気に入ってもらえるとした上でグラリエン(鶴)という新しい党名も考えているようである。正式の読むとグラリエン(鶴)になるが現在のタイ語は冒頭に2重子音がある時は2つ目のR音を省くという傾向があるので、この新しい名前も綴りは違うが音になるとガリエンで近い音になる。現在のところ行政裁判所に訴えるか選挙管理委員会に違う名前で登録願いを出すか検討中であるということである。


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