2018/05/01

タイの選挙について 7 政党員について

今年の4月末で既存政党の党員と議員の登録確認が終わった。党員ではプアタイ党が13万人から1万3千人に減り民主党は250万人から8万人に減りチャートタイパッタナー党は2万4千人から2,500人に減った。しかし各党ともに党員の減少は現在の政治状況で予想していたことで、おそらくコーソーチョー(国家平和秩序評議会)が6月には政治活動の禁止を解禁するので、そうなると党員も増えてくるということである。

また議員についてはプアタイ党でははっきりと離党を表明している議員はいないが、タイラックタイ党以来の大グループであるワンナムヨム・グループが違う党に移籍という情報もある。民主党は4人の議員が離党しただけで他の議員は残っている。この4人はゴーポーポーソーを創った民主党議員でゴーポーポーソーがムアンマハープラチャーチョン党を創ったのでそちらに移ったということである。

そして今回の選挙からはPrimary Vote(予備投票)があり、すべての選挙区に党の支部が必要となりその支部が地区の候補者を選ぶということになったので、77県350選挙区で少なくとも7,000人の党員が必要となりチャートタイパッタナー党などは党員が2,500人に減り少なくとも4,500人の新しい党員を探し出さなければならない。