2018/05/18

タイにおいての人とサルとの共存について(続)

動物保護小委員会によりロッブリー、クラビー、チョンブリー、トラン、プラジュアップキリカーン、ペッブリー、プーケット、ムックダハーン、サトゥーン、サラブリー、アムナートジャローン、バンコクのバーンクンティエン区の12県を緊急課題解決地区指定された内のタイ南部アンダマン海側のサトゥーンでは、陸地から約20km離れた民家と住む人がいない嵐の時に船が避難するだけのゴーイ島をサルの移住先に考えている。50ライ(1ライ=1,600平方メートル)の面積がある島には豊富な森があり大小の樹木が育っているが県では新たに500本の樹木を植えて水源地を作る用意があるということである。
しかし県側の責任者によれば動物保護小委員会が望んでいる移住させる前に避妊手術を行うという方針には捕まえる労力と避妊手術の費用を考えると厳しいようである。

一方で動物保護小委員会により緊急課題解決地区と指定された12県の内で一番サルが多くプラプラーン遺跡、プラガーン祠周辺には2,000匹はいると言われているロッブリーであるが、サルと遺跡が売り物の観光地ロッブリーにとってサルがいなくなるのは重大なことで被害を受ける住民もサルの移住には賛成出来ないようである。


タイにおいての人とサルとの共存について(続)