2018/05/04

タイの選挙について 10 プアタイ党党首について

5月3日から5日までシンガポールに滞在するタクシン・チナワット元首相とインラク元首相に出会い実現が見込まれる選挙の候補者の相談をするためにチャローム・ユーバムルン元労働省大臣、ウォラワット・ウアアピンナグン元科学技術省大臣の他にもバンコク選出議員、北部選出議員や家族などが会いに行くということであるが、前回の中国滞在のときの人数よりは少なくなるようである。
次回の選挙では選挙区が375議席から350議席に減り選挙区が広がるのでこれまでの候補者の選挙区が重なる場所が出てくるので、その調整とプアタイ党員の引き抜き問題そしてプアタイ党の新しいリーダーを誰にするか、今のところ候補で上がっているのはスダーラット・ゲーユラーパンバンコク選出議員のリーダーだけである。

一方で政府の対応は2014年にコーソーチョー(国家平和秩序評議会)が発布した21/2557では、コーソーチョーに報告に来ない者の海外出国は禁止するという命令は解除されたので問題はないということである。また当初は5月5日に選挙実現グループがする集会にはタクシン元首相が裏にいると疑われていたが、それもはっきりしないので静観するようである。