2018/05/05

タイの飲料水について

最近は日本も嗜好と考えが変わり水道水の水ではなくペットボトルを買って飲むようになってきているということだが、タイではいい家庭ではろ過できる浄水器を使っているようで普通は水道の水を直接に飲むということはしないようである。しかしバンコクの水道局の発表では直接に飲むことはできると言っているのだが、習慣なのか貯水タンクや水道管の汚れで水道水は飲まないほうがいいと思っているようである。


田舎の方では軟水である雨水がまろやかでいいのか大きい瓶に雨水が溜まるようにして飲んでいる。そして水を澄ますために大きな瓶にミョウバンを入れておくようである。

その他に一般家庭では35ー40バーツの6㍑のペットボトルを買っているようで、毎回買い換えるのがもったいないと考える人は1回4バーツで水道水をろ過してリフィルできる装置が街中に置かれているので使うようである。しかし最近の消費者団体の調査ではこの水をリフィルする装置がバンコクでは90%がメンテナンスをしていないようで健康には良くないようである。



タイの水道はラーマ5世治世の1897年にバンコクにおいて始まったようでバンコクの水道局の硬度基準は次のとおりである。

軟水 0-75mg
やや硬水 75-150mg
硬水 150-300mg
かなり硬水 300mg以上
そしてバンコクの水道水は80-115mgということでやや硬水ということになる。日本の基準では硬度が120mg/l以下を「軟水」、120mg/l以上を「硬水」ということで日本の基準から言えば軟水になる。
「硬度」というのはカルシウムとマグネシウムの含有量でこれらの濃度が高い硬水は口当たりが重く苦みを感じるようである。反対にカルシウムやマグネシウムの濃度が低い軟水は、まろやかな口当たりとさっぱりとした風味が特徴である。