2018/05/05

タイの選挙について 11 上院議員選出方法

上院議員選出方法を調べていると、こちらも改革のための5年間は特別なやり方でやるようではっきりとしない部分もあるが一応次のようになる。
上院議員の期間は5年間で生涯を通じて2度やることはできない。コーソーチョー(国家平和秩序評議会)が経験者、政治的中立者9-15人で選出委員会を任命する。そして上院議員に適した人物400人を選出する。コーソーチョー(国家平和秩序評議会)は194人を選び50人を予備としてリストに残しておく。194人と中途半端な数字は軍のクウォーターが6人あるからである。
1,国防省次官
2,軍最高司令官
3,陸軍司令官
4,海軍司令官
5,空軍司令官
6,警察司令官
残りの50人は選挙管理委員会の管轄になり、知識があり経験がある専門家グループが200人を選び出しコーソーチョー(国家平和秩序評議会)が50人を選び出し250人になるということである。

【専門家グループ20】は次のとおりである。
1,経営者 2,法曹界 3,金融財務界 4,教育者 5,公衆衛生 6,学者 7,文化芸術 
8,農業 9,畜産 10,労働者 11,消費者とメディア 12,商売と銀行 13,産業 14,専門家 15,環境 16,天然資源 17,コミュニティ組織 18,高齢者と障害者 19,自由業
20,市民

また特別な選出方法を使う5年が過ぎると専門家グループから200人を選ぶということでやり方は次のとおりである。
【200人の選出方法】
3段階の間接選出によるということで1段階目は郡において2回選ぶ1回目は各々グループがグループごとに選び合って5人に絞り込むと20グループがあるので100人になる。2回目は全部のグループで交差選出をしてグループごとに上位2人が残るようにする。交差選出とは所属するグループ以外から最も適した人を選ぶということである。そして次は県の規模で選び合ってグループごとに99人に絞り込むと1,980人になる。次は全国規模での選出でグループごとに10人を選び出すと上院議員200人になる。