2018/05/07

タイの選挙について 13 選挙の延期について

2014年5月にコーソーチョーの発表では新憲法ができる2015年のあと選挙を実施するということだったが、憲法草案が遅れてそれにつれて選挙も延期になっってきたわけであるが、次に書くのは延期の説明であるがまだこれだけで終わらないようである。

1,2016年2月 暫定憲法を改正して憲法草案の国民投票を決めることで2016年12月に延期
2,2016年12月 ブアンサック憲法草案を採用せずに2017年末まで延期
3,2018年6月 憲法関連法案 ソーソー(下院議員)成立を受けて国民と政党がこの法案を熟知するために2018年9月まで延期
4,2019年2月 憲法関連法案 ソーウォー(上院議員)が合憲か憲法裁判所に判断を委ねると予想される。この場合の延期期限は分からず 

憲法関連法案 ソーソー(下院議員)成立を受けて国民と政党がこの法案を熟知してから150日後の2019年2月に選挙が行われることになるが、ここで立法議会が憲法148条にある議員の10分の1賛成があれば立法議会議長は法案を奏上する前に憲法裁判所の裁決を仰ぐことができるを使ってくると憲法裁判所の裁決を待つまでに選挙が延期されることになる。
憲法裁判所が判断する項目は憲法関連法案 ソーウォー(上院議員)の選出方法の専門グループ20を10に減らした件と法人組織が議員を指名できるということを入れたことのようである。そして憲法裁判所の予想される裁決は1,本件を受理して合憲との裁決2,ある項目だけ違憲と裁決するが奏上はできる3,すべての項目が違憲だと裁決すると新しい草案の作成で6ヶ月かかることになり選挙はまた延期されることになる。しかし現在の状況を見るとコーソーチョーは選挙を管理するだけでなく政党を作り選挙に参加する傾向なので選挙は2019年の2月ころにあるだろうということである。


タイの選挙について